生物の謎に迫るには「進化」の考えが不可欠。進化の定義は「生物が世代を経て時間とともに変化すること」で、これは生物固有の現象。進化は「より良くなる」という価値観でなく、歴史の妥協の産物に過ぎない。 進化には2つのプロセスがあり、1つはダーウィンのいう自然淘汰、もう1つは遺伝的浮動という遺伝子レベルの偶然に支配された中立進化。進化にベストということはなくすべて状況しだい。 |
クラウドは、各企業のコンピュータをなくし、雲の中に隠す。各家庭から自動車をなくすカーシェアリング、各メーカから工場をなくすファブレスと同じコンセプトである。いずれも設備の効率的運用が可能となってコストが下がることと、変化に迅速な対応が可能となるという利点を持つ。 このコンセプトは大学教育にも適用できる。大学は教員と教育プログラムだけを持ち、校舎や運動場は専門の業者が提供する。 またこのコンセプトをオフィス業務に適用すれば、もはや企業・オフィス・オフィスワーカーという組み合わせは自由になり、業務の内容やプロジェクトのメンバーに依存して、最適な場所で仕事ができる。 設備とサービスをいう組み合わせを自由にするコンセプトを再考し、新たに時代に対応する豊かな社会の発展とビジネスチャンスを見つけたい。 |
対称性は一つの理想。理想や主観は文化によって異なる。日本では完全な対象性よりも、少しずれた方が美的とされる。破れに誰よりも早く気付いたのは、そういう環境に育ったためだと思う。 |
江戸や明治の人々は、自らのため人のため役立つ歌を心に浮かべ、あるいは言葉に織り込んで、杖とし戒めとしする文化を持っていた。
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オバマ大統領就任演説より(2009年1月22日) |
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