テレフォン・インターネット バンキング(2001年12月13日)
銀行窓口で、テレフォンバンキング、インターネットバンキングを利用すると定期預金の金利優遇特典があると聞き利用してみました。
現在の定期預金を解約し、普通預金口座への入金をテレフォンバンキングで行いました。電話をかけ、オペレータとのやり取り数分で処理を完了しました。途中、電話機の番号キーで、第一〜第三暗証番号の入力を要請されました。
次に、インターネットバンキングのホームページへアクセスし、画面のインストラクションに従って、普通預金から、定期預金への振込みをしました。続けて、投資信託の購入処理をしました。翌日、貯金通帳への記帳をし、処理が確実に行われたことを確認・安心しました。
テレフォンバンキングは、銀行窓口業務を合理化するために、徹底的にマニュアル化&コンピュータ化されているので、必要な情報提示と本人確認のため、複数の暗証番号入力を、客が間違いなく行うことが要求されます。
インターネットバンキングは、銀行窓口担当者が、客の要請に従って行っていたコンピュータインプット処理を、インターネットを通じて、客に直接インプットさせ、銀行業務の合理化を図っていると思われます。従来は窓口で聞いていたことを、パソコン画面上の文章を読んで理解するだけでなく、今まで以上の予備知識が必要になります。従来より、客側の負担と責任が増すことは確実ですが、必要な時に、必要なバンキングが、銀行に行かずに、確実・迅速に行えることも事実です。どのように一般化していくのか?
セルフサービス・ガソリン給油スタンド(2001年10月10日)
近くにセルフサービスのガソリンスタンドがオープンしので、1ヶ月ほど前から利用している。最近1円値下げされハイオク102円、レギュラー92円と、通常のガソリンスタンドに比べ5〜6円安い。更に、1万円のプリペイドカードを購入すると1万200円分の給油ができるのも嬉しい。これも規制緩和のおかげか?
アメリカに住んでいるとき、何処に行ってもガソリン給油はセルフサービスで、ガスステーションは小さなコンビニ店を兼ねていて便利だった。
セルフサービス給油は日本で普及するのか、又、ガスステーションがどのように変わってゆくか、興味をもってみてゆきたい。
横浜に戻ってから時々映画を見に行っていた馬車道の東宝映画会館が、閉鎖されるとのこと。最近のシネマコンプレックスの影響か・・・・。着実に、少しづつ世代交代が進んでいる。
アメリカ同時テロ(2001年9月11日)
あまりの衝撃で言葉もありません。この出来事は、世界中の人々の心に大きな衝撃を与え、その行動に影響を与えずにはおかないでしょう。政治・軍事・経済・社会・宗教・個人全ての領域で、予測出来ない変化が起きるような気がします。
犠牲者のかたがたの冥福を祈ります。
合掌
イタリア・パリ旅行後 所感(2001年8月吉日)
歴史の凄さ、魅力的な風土、異なった価値観に触れることが出来、多様な世界の素晴らしさを再認識しました。
現在、経済・政治の世界では、グローバル化・技術情報革新が叫ばれ、その追求に躍起になっていますが、「多様な歴史と、多様な価値観」の存在する現実の世界との整合をとることは難しい問題だと思います。すでに、いろいろな場面で起こっている、グローバリゼーションと多様性との衝突は、暫くは続くのではないでしょうか。
イタリア滞在中に、グローバリゼション反対の過激なデモの様子が新聞、テレビで大きく報道されていました。
現在の世界は、試行錯誤しながら歴史の不連続点を通過しつつあるようです。
退職所感(2001年5月30日)
5月24日をもってT社(大垣市)を退職しました。任期途中の自己都合による退職でしたが、社長を始め皆さんの理解を得て爽やかな気持ちで退職することが出来ました。大垣に3年強、米国サンディエゴに2年弱と5年強の勤務でしたが私にとっては、公私共に貴重な体験でした。送別会の席上、労いと激励の言葉を頂きました。T社の皆様には心から感謝しています。
T社に入社する前は、S社に34年間勤務していました。
サンディエゴに出張した5月15日に、米国の会社で現役で活躍しているS社勤務時代のN先輩に、フィッシュマーケット(サンディエゴのレストラン)で夕食をご馳走になり、思い出話に花を咲かせました。
名古屋では、S社OB有志による送別会をしていただきました。ありがたいことです。
送別会での皆様やN先輩との歓談を通じ、私は次のことをあらためて心に刻みました。
苦労、悩みもありましたが、先輩、同僚、後輩、環境に恵まれ、悔いのない仕事が出来て幸せだったこと。
直接、間接に多くの人々の支えがあったからこそ、私が今まで歩んでこられたこと。
退職後はどうするの? と聞かれますが、きちっとした計画はありません。暫くは、退職による環境・生活パターンの変化に素直に向き会おうと思っています。
ささやかな贅沢(2001年4月25日)
大垣から横浜に戻る時の夕食は、
待ち時間があるときは名古屋駅構内の居酒屋で飲みながら食事をする。
新幹線車中での夕食は、名古屋駅で買いこんだ駅弁つつくのを常としている。
最近のお気に入りは、ジェーダイナー東海の駅弁「日本紀行 味めぐり」。
北海道の「イクラ醤油づけ・紅鮭薄塩焼」、青森の「帆立浜焼」、山形の「山形手桑焼」、静岡の「マグロのワイン浅炊き」、愛知の「守口漬」、京都の「スライス 日の菜」、兵庫の「丹波黒豆含め煮」、大分の「ドンコ椎茸田舎煮」、鹿児島の「薩摩芋入りサツマアゲ」。煮物、焼物は天然塩を使用。ごはんは、こしひかり100%の、「千桜海老ごはん」と「ゆかりご飯」。
伊藤園の「おーい お茶」を飲みながら、箸を運べば大満足。6回連続しているが、飽きそうにもない。
大垣から京都への往き来は、車で琵琶湖大橋を渡り、大原を経由することが多い。
いつのまにか、往復とも、大原の「しば漬けの里」で昼食をとるこが習慣になった。行きは、京都の雰囲気を感じながら夜のご馳走に備え、帰りは京都の贅沢に疲れた胃に、「しば漬け」「白飯」と「日本茶」に勝るものはない。
私にとっては、心身ともに安らぎを感じさせてくれる「ささやかな贅沢」です。
或る人から、大阪駅の「日本紀行 味めぐり」には「広島のカキ」が入っている、との情報あり。
エープリルフールの出来事(2001年4月5日)
4月1日エープリルフールに経験した出来事です
新幹線の待ち時間が充分にあるので、横浜地下街を歩いていたとき、娘夫婦とばったり出会いました。この程度のことはたまにあることですが、今回は偶然が重なった結果でした。出会うまでの過程を振りかえりますと:
東京住む娘夫婦の月末の予定を聞くため電話かけたが留守。
大垣に戻るため1時すぎに「南万騎が原駅」着、車両事故のため相鉄線が不通!
本線駅の「二俣川駅」まで20分ほどかけて歩く、復旧の見込みなし!
「横浜駅」行きバスの長蛇の列に並ぶ。幸いに振替の臨時バスに乗車。道路の混雑、途中下車希望客の要望でたびたび停車、横浜に着いたのは4時過ぎ。
辛うじて、5時23分の新横浜発の指定を確保。
時間的に余裕があるので、パソコンショップ、チケットのディスカウントショップで買い物をし、書店に向かう途中で娘夫婦に出会う!
現場の状況から3秒早くても遅くても、更に、混雑した通行状況から、お互いが歩いていた場所が少しでも離れていたら、出会うことはなかったでしょう。
娘夫婦の月末予定を直接確認することが出来て安心しました。
エープリルフールに神様は「おちゃめ」なことをしますね、と女房は言っていました? 神様が仕組んだのであれば、コントロールが大変だったろうな! 神様のことだから、我々の知らない簡単な仕掛けを使ったのかも?
最近、事件や事故の原因は「偶然が積み重なった結果」との話をよく聞きます。厳密な原因分析をすればするほど、関連する要因が多くなり、発生確率を考えると偶然が重なった結果との結論になるのでしょう。世の中の総ての事象も、厳密な分析をすれば「偶然の為せる技」となるのか?
Dell Computer(デルコンピュータ)の創設者であるMichael Dellが自ら語った書。
インターネットを使った中抜き商法により利益をあげ、急成長を続ける Dell Computer!
それは、外部から見えるDell Computerの一面を見ているにすぎない。
Dellの利害関係者とのDirect(ダイレクト)なコミュニケーションによって、顧客、取引先、Dell社、従業員 総てにとってのベストソリューション(最適解)を実現し続ける。Dellが考え実行しているDirect Modelに関し、彼自身が直接(Direct)、情熱的に述べている。創業以来、成長し続けているDellの秘密を自分なりに納得した。Dellのビジネスモデルを表面的に真似するだけでは、継続的に成功することは不可能だと思う。
昨今は、利益追及型ビジネスモデルの話題が多く殺伐とした感じがしていたが、この本を読み、少し救われた気持ちになった。年のせいか?。
1993年1月、私が関係していた新デバイスについて、Michael Dellの訪問を受けた。
彼自身が新ディバイスのプレゼンテーションを直接聞き、連れてきたスタッフと討議をし、1時間後にはこちらの提案を採用する決定をし、お互いにコミットすることで握手をした。当時、彼は27才!。
個人的な思い出ゆえに、多少ひいきめに受け取っているかもしれません。ビジネス言葉になっていることも含めご容赦。
(日本語訳:デルの革命「ダイレクト」戦略で産業を変える 日本経済新聞社)
IT革命の本質とは?(2001年2月20日)
IT革命と言われて久しが、正直よくわからなかった。自分なりの概念を描けないと落ち着かないので、無謀を承知で整理を試みています。
一言でいえば「世界的な規模で、デジタル化情報のコミュニケーションが可能となり、意思ある人は誰でも利用、活用が可能な状態になった」ことだと思う。歴史上かってない規模とスピードで、我々は知的活動の自由度と柔軟性を手に入れ、その影響を受け始めている。知的生物である人間が作り上げた社会に、大変革を起こすことは必然だろう。
幻想に終わらないか?
私の知り得る限り、IT革命を支える基盤はハイスピードで整いつつある。例えば、ネットワーク上に接続された世界中の総てのコンピュータ(広義)は、IPv4(将来はIPv6)プロトコルにより個々に識別され、TCPプロトコルによりデジタル化情報でのコミュニケションが行われ、急速な拡大を続けている。ネットワーク構築には、電話線、CATVケーブル、光ファイバー、電波、光、等々デジタル情報が通ればなんでも利用でき、制約は少ない。
現在、知的活動に必要な情報はほとんどデジタル化が可能で、デジタル情報を処理するハードウェア、ソフトウェアも比較的容易に入手可能であり、急速に進歩している。
自己組織的にオーガナイズされてインターネットの基盤ができあがった様に、現在の規制、慣例に縛られることなく、多くの活動が創発的&自己組織的に活発に行われている。
IT革命に直接参加するには年をとりすぎたが、どんな世界が実現するのか興味を持って見守っていきたい。暫くは。模索と混迷と較差の時が続くと思う。後戻りの出来ない変化に直面しているのは事実だ。
21世紀はどうなるのだろう?(2001年1月5日)
最近、漠然と感じていることを、正月休みにまとめてみました。
人は五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)で受けた情報を拠り所に行動する。我々は歴史的な情報環境の変化の真っ只中にいる。更に、誰でも世界中と情報を授受することが可能になってきた。当然ながら、人間の集団である団体、企業、国家も同様も同様な状況におかれている。
21世紀は、この「情報環境」の変化 及び 人類の生存を左右する「地球環境問題」に的確に対応することが、個人、社会に課せられた最大テーマだと思う。
20世紀の後半に強固な国家機構を誇った社会主義国の自壊を促したのは情報の力、マンモスは異状成長して環境変化対応力を失い自ら滅んだと言われている。
最近、自壊現象と思われる事例が、政治、経済、企業、社会で数多く見られる。現在の経済システムも、自壊又はマンモスの道を歩んでいるの可能性がある。
長い歴史の中でつくられてきた社会・経済システムが、自壊の危機に直面しているのではないか。従来の還元的な手法だけでは、解決できない問題が多いようだ。
歴史的な環境変化に対応した社会・経済システムの再構築には、複雑系で言う創発、自己組織化が重要な意味をもってくるように思う。
1人1人の行動から、新しい社会・経済システムが再構築される時代へ! 構成員1人1人の資質がその集団の将来をつくる! 暫くは模索、混迷の時代か?
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